~不思議な行者さんとの出会い~

私が其の不思議な行者さんと出会ったのは、2012年の秋のことです。

当時、過労が重なり、心身の状態がとても悪かった私は、気晴らしを兼ねて奈良のさる霊場を頻繁に訪れていましたが、その日も朝から車を走らせ、辺りの渓流を散策した後、いつも立ち寄る某寺の境内に足を踏み入れました。

そこは、修験の行場として知られる有名なスポットで、境内は大変清浄なエネルギーで満ち溢れています。

境内には清水の湧き出る場所があり、いつものようにその泉で喉を潤した後、山門に向かって引き返そうとすると、椅子に腰かけた修験者と思しき老人と目が合いました。

かなりのご高齢に見えましたが、その修験者さんは相当な修行を積まれた方らしく、非常に清浄な雰囲気を漂わせていました。

秋になるとめっきり人の少なくなる場所、加えて平日だったこともあって、辺りには私たち二人しか居ません。

二言三言挨拶を交わす内、この行者さんとすっかり打ち解けた雰囲気になり、当時の仕事のこと、自分も仏式の修験をしていること、この数か月非常に体調が悪いことなどを話すと、行者さんは、首から掛けていた数珠を外して私に差出し、

「おまえさんにこの数珠をやろう。これはな、儂と二十年修行を共にしてきた数珠じゃ。儂の今世の行はもうすぐ終わるが、お前さんはまだまだこれからじゃろ、この数珠を持っておきなさい。きっと役に立つから。実はな、儂は少し前から、この数珠を誰かに嫁がせる夢をよく見るようになったんじゃが、その相手がお前さんであることが今わかったのじゃ。さぁ、持っておいきなさい。」

と言って、私に数珠を握らせると、すぐに立ち上がり、バス停の方角へ歩いて去って行かれました。

私がこの行者さんと会ったのは、これが最初で最後でした。

お元気そうに見えましたが、もう四年も前のこと、すでに遷化されているのかもしれません。

もう一度、会いたいものだと思っていますが、それは叶わないでしょう。

~着けるだけで、体の状態が劇的に改善~

実は、行者さんより数珠を貰い受けてから約二年間、私は恥ずかしながら、この数珠のことをすっかり忘れてしまっていました。

未熟者と言われれば抗弁の余地もありませんが、何事にも時機というものがあるものです(と、言い訳)。

再びこの数珠を手に取ったのは2014年の8月頃だったでしょうか。

それまで、引出の中に仕舞っ放しにして、半ばその存在も忘れていたこの数珠を何故着けてみようと思ったのか、今にして思えば不思議な気もしますが、兎も角何の気なしに、一週間ほど首からぶら下げてみたのです。

すると面白いことが起こりました。

一週間ほどして、背骨から骨盤まで綺麗に整い、気になっていた膝の痛みまで消失していることに気付いたのです。

それだけではありません。

10年近く悩まされた接触性皮膚炎が目に見えて改善していました。

しかし、体の状態というものには波がありますので、偶然ということもあり得ます。

そこで、数珠を外して様子を見ることにしました。

すると、一週間ほどかけて徐々に元の状態に戻って行くことが確認出来ましたので、今度はもう一度数珠を着けてみると、一週間ほどでやはりどんどん状態が良くなって行くのです。

これでもう間違いありません。

行者さんから貰った数珠には、体の状態を劇的に改善してくれる効果があったのです。

~誰もが欲しがる行者数珠~

私は十歳代の頃から精神世界に興味を持ち、ヨーガから武術まで様々な世界に首を突っ込んで来ましたので、周りには気感の敏感な人が何人も居ます。

そこで、その方たちに行者数珠を見てもらうことにしましたが、皆さん、身に着けるなり、その浄化力に驚き、中には、見ただけで「欲しい!譲ってくれ!」と仰る方も居ました。

しかし、一つしかないので、お譲りするという訳にもいきません。

思案した結果、行きつけの行者用品のお店で、同じような数珠を作ってもらおうという話になりました。

劇的な浄化力は、行者さんの法力が宿っている為かも知れず、同じ効果が得られるかは未知数でしたが、私が貰い受けた数珠は二十年の酷使によって、かなり磨滅も激しく、恐らくは割れてしまったのでしょう、108個あるはずの主玉も一つ欠けてしまっていました。

流石に、いつまでもこの数珠を使い続けるという訳にも行かないように思われたので、スペアの意味で私ももう一本同じような数珠があればと思うようになっていました。

しばらくして、お店に現物を持ち込んで見てもらったのですが、浄化力並みに驚かされたのは見積もりの金額です。

なんと五万円近い金額を提示されました。

私はこの時初めて知ったのですが、金剛菩提樹というのは、大きさが小さくなるほど希少価値が高く、値段も大きさに反比例して行くものだということでした(極端に大きくなっても高くなるそうですが)。

このお店でも、私が持ち込んだサイズ(尺四)は非常に高価な為、5年ほど前に仕入れたものが一本売れ残っているだけということで、尺四サイズで作るなら玉を確保するのも大変なので、完成までに数週間見て欲しいとのことでした。

五万円と言われては、ハイそうですかという訳には行かないのが、貧乏人の悲しいところです。

欲しがっていた友人の一人は高くても良いということでしたので、一本はオリジナルの行者数珠と同じサイズ同じ仕様で注文し、私たち庶民(?)は、行者数珠としては標準サイズの尺七で作ってもらうことにしました(この時、知ったのですが、私が貰い受けた数珠は効果を高める為のカスタマイズが施されており、あの行者さんがやはり只者でないことを思い知らされた次第です)。

ひと月ほどして出来上がって来た数珠は、比べるとカラっとしたオリジナルの浄化力には及びませんが、期待した以上の出来栄えで、浄化力も中々のものでした。

お分けした皆さんも中々気に入って下さったようです。

しばらくして、体が軽くなった、不眠症が改善した、気感が高まった、など様々な感想をシェアし合いました。

不思議な出会いから、思わぬ展開になったものですが、何はともあれ、何人もの方に喜んで貰えたのは、きっかけを作った者として大変嬉しく思ったことを昨日のように思い出します。

~試行錯誤の日々~

これでスペアの数珠も手に入って一段落したかと思いきや、人づてに数珠を所望される方や、石を別のものに変更した数珠(行者数珠の石は水晶でしたので、プロトタイプも全て水晶で作成しました)を希望される方も出て来て、私の生活を数珠がだんだん浸食し始めました。

妙なことになって来たなと思いましたが、お分けした方々が口々に気に入ったと言って下さるので、これは案外需要の多いアイテムなのかも?と思うようになりました。

私は好奇心が強い方なので、この頃から数珠に関する様々な情報を収集するようになっていましたが、そんな折、さる数珠の研究家とご縁を頂き、江戸時代から続く超一流の数珠工房を紹介してもらうという幸運が舞い込んできたのです。

この工房は使用する材料も一級品で、一つ一つ日本の職人さんが手作業で製作されており、初めて訪問させて頂いた時に拝見した見本も実に素晴らしいものばかりでした。

幸いにもその工房で製作をお願い出来ることになりましたが、ラインナップが水晶一種類というのは如何にも淋しいので、目的に合わせたものを他にも作ってはどうか?とアドバイスして下さったのが、古い友人で優れたヒーラーでもあるK先生でした。

ここから、試作を繰り返す日々が始まりましたが、これが予想した以上に大変な作業で、随分苦労することになったのです。

石には相性があり、組み合わせてはいけないものや、主玉となる金剛菩提樹との相性が悪いものもあり、中々これぞと思うものが出来ません。

良い組み合わせが出来ても、石が希少なために安定した製作を続けられなかったり、効果が高い反面、身体への負担も大きく、着けていると疲れが出るものなどが随分あるのです。

そんな時、K先生と並んで私を助けて下さったのが、占星術家の友人A先生で、先生は占星学の観点から貴重なアドバイスを沢山下さいました。

結局、現在(2016年10月時点)の開運数珠ネックレス六種類の仕様を決定するまでに二年近くかかってしまいましたが、K先生とA先生が居られなかったら、とてもここまで来られなかったでしょう。

私に最初の数珠を下さった不思議な行者さん、工房を紹介して下さった数珠研究家の先生、K先生、A先生…、開運数珠ネックレスのそわかの立ち上げは、誰一人欠けても成し得ませんでした。

加えて、何か見えない力の後押しのようなものがあったと今になって感じています。

ご縁のあった皆様がこのサイトをご覧になって、お気に召すアイテムを見つけて頂ければ、本当に嬉しく思います。

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